103系(JR西日本)


製造年:1963年−1984年
製造数:3447両
制御方式:抵抗制御

編成の全車両が電動車としていた101系より、定格速度を下げて加速度を上げた経済的な車両として日本国有鉄道によって製造された。駅間の短い山手線や大阪環状線などでは、性能を十分に発揮できたものの、中央線などの駅間が長い路線では不向きだったが、快速電車として投入された。

JR西日本では、東海道線・山陽本線・阪和線・宝塚線・大阪環状線などに投入した。量産車第1号の「クモハ103−1」(森ノ宮車)や第2号の「クモハ103−2」(日根野車)などが今なお、運用に使われている。
1994年のダイヤ改正を持って、東海道線・山陽本線(関西地区)・宝塚線での運用は無くなっている。

2006年6月現在で使用されている路線は、大阪環状線・JRゆめ咲線、阪和線、大和路線・奈良線、加古川線、山陽本線(岡山・広島地区)・呉線などである。

また、大阪環状線で使用している一部の編成は順次運用を離脱し、塗装変更の上、奈良電車区に転属している。(その背景には、東海道線・山陽本線からの201系の転属がある。)

一部の103系は、101系からの改造や105系への改造種車にもなっている。


関連リンク:103系(JR東海) 103系(JR東日本) 103系甲種回送その1 105系(JR西日本) 201系(JR西日本)


森ノ宮車(運用路線:大阪環状線・JRゆめ咲線)

未更新編成
大阪環状線 大阪

N40更新編成
JRゆめ咲線 西九条

JR東日本から購入した編成の電動車(モハ103形)
現在は戸袋窓は無く、奈良電車区に転属済み
大阪環状線 弁天町

パワーオブハリウッド号
運用開始:2001年1月
(西九条方)クハ103-255+モハ103-398+モハ103-554+モハ103-399+モハ103-555+クハ103-256(桜島方)
JRゆめ咲線 安治川口

ウッディー・ウッドペッカー号
運用開始:2001年2月
(西九条方)クハ103-833+モハ103-775+モハ103-2032+モハ103-782+モハ103-2039+クハ103-840(桜島方)
大阪環状線 大阪

ユニバーサルグローブ号(2003年4月まで運転、現・セサミストリート号)
運用開始:2001年2月
(西九条方)クハ103-823+モハ103-763+モハ103-2020+モハ103-764+モハ103-2021+クハ103-830(桜島方)
JRゆめ咲線 安治川口

セサミストリート 4−D ムービーマジック号(旧・ユニバーサルグローブ号)
運用開始:2003年4月
(西九条方)クハ103-823+モハ103-763+モハ103-2020+モハ103-764+モハ103-2021+クハ103-830(桜島方)
東海道線 大阪

アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド号
運用開始:2004年1月
(西九条方)クハ103−799+モハ103−504+モハ102−660+モハ103−781+モハ102−2038+クハ103−240(桜島方)
東海道線 大阪

宮原車(運用路線:東海道線・山陽本線・福知山線)現在は運用無し

高運転台編成
東海道線 大阪

日根野車(運用路線:阪和線)

N40更新編成
阪和線 浅香

未更新編成
東海道線 新大阪

戸袋窓残存編成
阪和線 天王寺

加古川車(運用路線:加古川線)

加古川線 加古川

「目のある電車」編成
加古川線 加古川

東海道線 西ノ宮

山陽本線 相生
提供:松村様

提供:松村様

岡山車・広島車(運用路線:山陽本線・呉線)

広島車(マスカット色)
山陽本線 岩国

広島車(瀬戸内色)
両先頭車は、JR東日本から購入し、塗装変更をした車両(瀬戸内色初の高運転台車)
北方貨物線 塚本信

広島車(瀬戸内色)
山陽本線 岩国

網干車(運用路線:播但線・山陽本線)

播但線 姫路

山陽本線 兵庫

奈良車(運用路線:奈良線・関西本線・大阪環状線)

未更新編成
大阪環状線 大阪

N30更新車編成
関西本線 JR難波

N40更新車編成
関西本線 新今宮

N40更新車編成
奈良線 京都


最新:2006年6月16日更新
前回:2006年2月2日更新