213系(JR西日本)


製造年:1986年、1989年
製造数:57両
制御方式:界磁添加励磁制御

115系の置き換え用として国鉄末期に製造されたステンレス車両である。製造当初は、瀬戸大橋線は開通しておらず岡山−宇野間の快速「備讃ライナー」に使用されていた。そして、1988年の瀬戸大橋線開業によって、岡山−高松間の快速「マリンライナー」として使用されるようになった。瀬戸大橋開業当初は、利用者が多かった為、快速電車の増発が頻繁にされた。しかし、年々利用者が減少してきたことや塩害による車両の故障が相次いだ為、2003年9月30日をもって快速「マリンライナー」から撤退した。2003年10月1日からの「マリンライナー」は、JR西日本・223系5000番代(2両)とJR四国・5000系(3両)で運転されている。

その後、JR西日本・吹田工場や網干総合車両所で中間車の先頭車改造やワンマン改造工事を受けた後、山陽本線や宇野線、赤穂線などで2両編成で使用されている。これにより、岡山電車区の103系の全運用と105系の一部の運用が無くなった。
また、グリーン車であった先頭車(クロ212形)は5両の内、在来線試験車両「U@tech」に改造されたクロ212−1以外の4両は廃車となった。「U@tech」には、クロ212−1形以外にもサハ213−1も使用されている。

また、JR東海にも165系の置き換え用として5000番代が導入されている。JR西日本の0番代との違いは、トイレが無いことや車端部がロングシートになっているなどである。導入当初は、関西本線で使用されていたが現在は、中央西線でも使用されている。主に313系や211系と併結されている。


関連リンク:223系 5000系 103系(JR西日本) 105系  165系 313系 211系(JR東海) 在来線試験車両「U@tech」


元・岡山車→現・京都車「U@tech」
C07編成(クロ212−1ほか) 帯色は桃色
瀬戸大橋線 岡山

岡山車
C08編成(クロ212−2ほか) 帯色は黄色
瀬戸大橋線 岡山

岡山車
C09編成(クロ212−3ほか) 緑色ベースの桃太郎ラッピング車(元の帯色は淡緑色)
瀬戸大橋線 岡山

岡山車
C10編成(クロ212−4ほか) 帯色は橙色
瀬戸大橋線 高松

岡山車
C11編成(クロ212−5ほか) 桃色ベースの桃太郎ラッピング車(元の帯色は黄緑色)
瀬戸大橋線 岡山
 

瀬戸大橋線 岡山

先頭車化改造編成
東海道線 西ノ宮
提供:ドクターイエロー様


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