モハ52形


製造年:1936年〜1937年
製造数:6両
制御方式:?

国鉄(現・JR)と私鉄は、京都−大阪−神戸間において激しい競争を行っていた。そこで、国鉄が投入したのが「省線の女王」と呼ばれた流電型直流電車モハ52形であった。車体は、国内初となる流電型で、張り上げ屋根、スカート付きとなった。塗装は、窓周り・スカート部分・屋根がマルーン、裾部がクリーム色となった。
乗客には、非常に評判は良かったが、増備はそれほどされなかった。因みに、京都−大阪間を36分、大阪−神戸間を28分で結んでいた。
1950年には80系の登場により阪和線へ転出、1957年には飯田線へ転出され、1978年に廃車となりました。
その後、モハ52001がJR西日本・吹田工場に、モハ52004がJR東海・佐久間レールパークにそれぞれ保存されている。


モハ52001(準鉄道記念物)
吹田工場


最新:2006年5月7日
前回:2005年9月15日